ディズニープリンセスと幸せの法則 (星海社新書)

白雪姫、シンデレラ、眠れる森の美女の3作品の比較がとくに面白かったです。私は正直この3作品を「お姫さまが王子さまと結ばれて幸せになる話」だと、（内容的に）いっしょくたにしていました。でもそうではなくて、家族や王子様の描かれ方に段階的な変化があったんですね。イメージで「昔はこう」って決めつけてしまっていて、各作品の中にちゃんとある変化を見落としてしまっていたと、本を読んで気がつきました。ディズニーの過去の作品をあらためて観てみたいと思いました。とくに眠れる森の美女が観たくなりました。他社の作品についても書かれていてそこも興味深かったです。子どもの頃に観たきりの作品ばかりだったので、そんなに意味が深い作品だと思っていませんでした。こちらもあらためて観てみたいです。ところで出版社の人は、依頼して書かせるだけ書かせてたら内容はチェックせずに本にして売っちゃうのかな？と思うほどに後半誤字が目につきました…。内容は面白いのに気が散るのでもったいないです。あとタイトルだけ見ると「ディズニープリンセスのようにふるまえば幸せになれる」みたいな若い女性向けのふわっとした本みたいにも見えるので、それもどうなのかなと思いました。